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受容と共感

メンタルヘルスや生きづらさ問題の界隈(?)では、
受容共感という言葉は非常によく使われますね。
この2つの違いって、わかりますか?

 

一般の方になも馴染みが深いのは、
共感のほうでしょう。

 

文字通り、共に感じることです。
「あなたの気持ちすごくわかります!」
「同じ気持ちになったことがあります!」
という状態ですね。

 

一方の受容については、
受け入れることだ、というのはなんとなくわかると思います。

 

受け入れる、というのは
相手にOKを出す、ということです。

 

ここで言うOKというのは、正しいということではありません。
ただ、「その人がそう思った」という事実を否定しないことです。

 

わかりにくいので、例を書いてみます。

 

【受容していない例】

A 「わたし、文章がヘタで悩んでいるの。つらいわ。」
B 「え、全然ヘタじゃないじゃん。大丈夫だよ。

 

一見、BさんはAさんを励ましているように見えますが、
Aさんからしてみれば受け入れてもらえなかったと感じるやり取りです。
(Aさんが本当に悩んでいることが前提ですよ)

 

Bさんの言葉の裏には、
「全然ヘタじゃない」=「そんなことで悩むなんて間違っている」
「大丈夫」=「いいえ、あなたはつらくない」「つらいなんておかしい」
という否定的なメッセージが隠れているからです。

 

【受容している例】

A 「わたし、文章がヘタで悩んでいるの。つらいわ。」
B 「そうか、そんなに悩んでるんだね。つらいね。

 

Aさんが「悩んでいる」「つらい」という事実をありのまま受け取っています。
これが、受容の本質だと私は思います。

 

相手の言うことが、

正しいか正しくない、良いか悪いか、

それに対して自分がどう思うかは、

ここでは関係ありません。

 

まだわかりにくければ、絵をイメージしてください。

 

友達と並んで座り、同じ景色をスケッチしたとします。
完成した絵をお互い見せ合うと・・・
同じ景色を見ているはずなのに、全然ちがう絵が出来上がっているはずです。
そのとき、友達の絵をみてどんな反応をするでしょう。

 

【パターン1】

「鳥なんか飛んでなかったでしょ!?」
「木がピンク色なんておかしい!」
「それが、蝶?うちわかとおもった(笑)」

こんな態度は、もちろん受容しているとは言えませんよね。
自分にとっての真実や常識を押し付けています。

 

【パターン2】

「ここの色、すごく素敵だね」
「このお花のタッチが斬新で、うらやましい」
「やっぱりこの木の穴は描くよね!私も気になってたの!」

こういった態度は、受容しているかのように見えますが、本当のところはわかりません。
ただ、たまたま自分の価値観に合ったから、自分が気に入ったから認めているに過ぎないかもしれません。
これも受容ととらえることもできますが、
「良いから受け入れる」というのは、受容の本質とは少しズレてしまいます。

 

【パターン3】

「へぇ、君はこんな風に描いたんだね」

 

これが受容の基本です。
良い悪い、好き嫌い、といった判断は全くしません
ただ、友達がこの景色を見てこの絵を描いた、という事実を受け入れるのです。

 

パターン2の場合というのは、難しいですね。

基本的には言われてうれしいことなのですが、
相手との関係性によっては「受け入れてもらっていない」と感じるかもしれません。
条件付の受け入れは、脅しとなり得るからです。

脅しというのは、「気に入らなかったら受け入れないぞ」という態度ですね。

 

また、パターン2には、共感も含まれると思います。
冒頭の、共感と受容の違いという観点から言えば、
受容した上で更に共感することは可能ですが、受容するためには共感することは必要ではありません。

 

メンタルヘルス・生きづらさのケアでは、
受容や共感という概念の理解がとても大切だと思います。

 

頭でわかってもなかなか実感はわきませんが、
いつかストンと腑に落ちる瞬間があると思います。

 

私も、とくに自分自身の受容と言う点では、
毎日格闘している真っ最中です。

・・・と、

実はこの先色々と話を広げたかったのですが、
広がりすぎて収拾がつかないので今日はここまでにしておきます。

 

とっても大きいテーマなので、
またちょこちょこと小出しにして書きたいと思います

 

それでは(*´ω`*)


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